パキスタンはノーザンエリアのフンザより

civilclothes2009-09-01

こんにちは!ようやくパキスタンまで来ました!!

イスラムの国、パキスタンは北部地方のフンザで生活をしています。

標高2500メートルの傾斜に位置する小さな農村は、ヒマラヤの大山脈を展望し、数多くの花々と年間9種類もの果物が自生するそのさまは桃源郷のモデルにもなっています。

チャイと採ってきた果物で朝食を済ませ、散歩をして、パキスタンイスラムの教えを学び、川で水遊びをして、夕焼けに照らされたヒマラヤを見たら夕食を創って食べて星を見て寝る、という変わらぬ一日が続きます。

こんな非生産的でゆっくりとした生活も、僕がまだ22歳で残り50年生きる可能性があることを考えると、あながち無駄ではないような気がしています。

テレビもラジオも電話もない、きわめて原始に近い生活をしていると、普段では気に掛けないような、とても透明で本質的な何かに気づくことがあります。

たとえば、夕食というのはとても大切なもので、一日の中で一番のイベントでありとても長い時間を掛ける価値があることだとか、人と話すことが自分の精神衛生を正常に保っていることとか、とてもささいなことですが、僕は日本では決して気づくことが出来なかったです。

長期旅行の良いところは、心が優しくなることだなーなんて思ったりします。

それでは、あと2週間ほどフンザでゆっくりしてから帰ります。
東京は選挙と共に夏が終わり、朝には秋の気配を感じられる素晴らしい季節ですね。
選挙の結果すら知らない僕ですが、9月の終わりにはまた、日本でいつもどおり暮らしているのを考えるとちょっと不思議な感じです。